Gallery Den mym ギャラリーデン南山城村 Gallery Den mym ギャラリーデン南山城村

Review

2016.07熊谷 誠 個展

(2016.7.17-7.30 12:00-17:00)  Pastページ>>>>



熊谷 誠



■展示を終えて
場の力を感じる個性的なギャラリーという言葉だけでは言い表せないほどの様々な場面を持つ空間でした。
今回は、平面作品と立体作品を組み合わせて、それぞれの作品を繋ぎ合わせる思いで展示を行いましたが、
ドローイングも含め、作品を見ていただく方々がイメージの発想から形になってゆく過程を追体験出来るような
空間を作る事を心掛けました。この展示プランに至るキッカケとなったのは、建物が持つ長い歴史から感じた、
場の力でした。
この場所に、作品を制作する時間経過を重ね合わせることが、なんとか思い付く事が出来たアイデアだったのですが、 会期中、何度も作品を眺めながら始まった自問自答は、今も続いています。
しかし、訪れた方々と作品との距離が近い事で手に取って見ていただけるような、密接な距離が生まれ、
より作品の世界観を感じていただけたのではないかと思います。

■熊谷 誠 展示作品



2016.07東 明 個展

(2016.7.17-7.30 12:00-17:00)  Pastページ>>>>



東 明



■展示を終えて
“パラフーク”という膨らむ服の作品を創りだしてから、“対象”のことを考えている。いや、考えざるを得ないのだ。親が“パラフーク”を着用し、子どもがその中に入って遊ぶことを目指した作品だから。小さな子どものいる親子という、非常に狭い範囲を対象にしているわけだが、世界中の全ての親子連れが対象と考えれば、その数は膨大なものになる。美術の中を覗くのではなく、そこから外を見ること。もちろん、親子連れを対象としたその先に、全ての人を対象にできなければならないことは理解している。今回の個展では、“パラフーク”をメインに展開すること、かつては人の生活があったはずの無人の家に活気を取り戻すことを目指したことから、南山城村の周辺地域から、出来る限り多くの親子連れを招き入れようとした。初日のイベントでは予想以上に多くの親子連れ(もちろんそれ以外の方も)の来場があり、“青い家”に活気が満ち溢れた。その“活気”がトリガーとなり、私自身がそれまでは疎外感を感じていた“青い家”という場(空間)に親しみを感じるようになる。手前勝手かつ感情的な意見だが、“青い家”という“場”自体もその活気を楽しみ、喜んでいたのではないかと思う。

■東 明 展示作品


<OPENING EVENT>

親子で楽しめる“パラフーク”の体験会

日   時 : 7月17日(日)
        12:30〜 パラフーク体験
        14:00〜 巨大シャボン玉大会
会   場 : AIR南山城村“青い家”の前庭

■オープニングイベント風景

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