Gallery Den mym ギャラリーデン南山城村 Gallery Den mym ギャラリーデン南山城村

Review

2011.4VISUAL SENSATION vol.4「第4回ギャラリー選抜合同展」

(2011.4.3-4.23 12:00-19:00)  Pastページ>>>>

<OPENING CEREMONY>
日  時 : 4月3日(日) 12:00〜15:00
会  場 : Gallery Den mym野外舞台、前庭、など


お天気に恵まれましたが、とても寒い日になりました。
朝8時高尾公民館へ走る。すでに近隣の主婦たちが待っていてくださる。
3升炊き大釜でご飯を炊いて、昆布、シソ、梅干、、、三角おにぎりを結ぶ。
自家製漬物も添えられ、美味しい草もちも届けられ、mym母屋の縁側はにわか「屋台」に。
「一個50円。震災の義捐金といたします。」総計12,801円は日本赤十字社へ。

正午を30分ほど過ぎました。
南山城村で古民家の改装を続けてます主の話もちょこっと、、。
さて、本日のイベント「若きアーティスト6人の合同制作」の開始です!

デュッセルドルフ留学中の、トップバッター「岩名泰岳」が描いた
160×250cmのキャンバスが蔵の前に開示。残り5人の作家たちの熱い視線が集まる。
籤引きの順に、二番手の「冬耳」が絵筆を取る。
今年のVOCA展に入選した彼のカラフルな軽妙さがはしる。
持ち時間は一人20分。
三番手は紅一点の「長友紀子」。
モノクロ路線を貫いて、目の粗いキャンバスの上に黒のマーカーを走らせる。
素材と格闘の様子が見える。
四番手は「沖晋吾」、ここ十年着てますという作業着で、絵の具のマスゲームが始まる。
五番手の「田中秀介」はなにやら慎重な含み笑い。僕には幽霊が見えるんです。
「しまだそう」は最後の籤を引きました。これはもうやる!っきゃないでしょう。
ブオオ?ン!張り紙細工もアリデズドーン!

沢山の観客の前で展開した、自分だけの「絵」ではない自分たちの「絵」を立ち上げた行為は、
「緊張」と「興奮」の綯い交ぜた屈託を背景の野山へ開放する快感に伴われて、
「今ここで一回きりの」具体性を記したのでした。



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