Gallery Den mym ギャラリーデン南山城村 Gallery Den mym ギャラリーデン南山城村

Review

2016.11−object− 赤坂 直生 個展

(2016.11.13-11.26 12:00-17:00)  Pastページ>>>>



赤坂 直生



■展示を終えて
初めて個展をさせてもらってから、13年が経ちました。今回、また個展のお話しを頂けた時は本当に嬉しかったです。 会期中は、オープニングの一日しか行くことが出来ず残念でしたが、同級生の二人に搬入から手伝ってもらい、お昼をみんなで食べて 西嶋さんのワークショップもとても楽しかったです。たくさん話しも出来て充実した一日が過ごせました。 自分も田舎に住んでいるのですが、自分の生活から離れたこの南山城村の山や川、綺麗な茶畑は見ているだけでもとても癒されました。 最近は人を描くことが多くなりました。自分が生活する中で、一番接する機会が多く、色んな感情を与えられます。今回の展覧会でも、 色んな出会いがあって、色んな気持ちをいただきました。今後の制作につなげていきたいと思います。 オーナーの手島さん手伝ってくれた二人、来ていただいたみなさま、本当にありがとうございまいた。

■赤坂 直生 展示作品



2016.11西嶋 みゆき 展

(2016.11.13-11.26 12:00-17:00)  Pastページ>>>>



西嶋 みゆき



■展示を終えて
青い家で様々な作品が飾られるようになった初めの頃から、観る人として毎年その場所を訪れてきました。作家によっていつも見せる姿を変えてくれるその場所で、自分ならどうするかしら、そんなことを妄想していました。 そんなか頂いた展示のお話、久しぶりの個展であるうえに、山の中のそれぞれが個性を持つ9部屋もある「家」という場、どのように使えるか、ぎりぎりまで悩みました。しかし、結果的に金魚の群れを描いた二つの版木を用いて作品を作り続けてかれこれ10年以上になる作品たちの集大成のような展覧会にすることができました。 誰も住まなくなった「家」という場に対して、いつも作品の金魚に載せていた死や失くしたものへの思いや「いない」ということへの唐突な再認識、再生すること、そんなことをあらためて考える機会となりました。 そこかしこに忍ばせたおうち型の立体は、仏壇や位牌やお墓のような思い出すための依り代として。(依り代は神霊が宿るものなので仏壇などと語るものではないかもしれませんが) 花の形になってそこかしこに浮かぶ掬われた金魚たちは、仏壇やお墓の仏花のように青い家へ供えるお花として。自然の光を透かしてそれぞれが時間や天候によって輝き方を変化させながら青い家を訪れる人たちを出迎えてくれました。 数少ない在廊時間には、訪れた方々とゆっくりお茶をしてお話をしながら作品を通して南山城村の風景を眺め、そしてあの家の時間を一緒に過ごすことで、作品たちは普段ギャラリーで展示するのとは違った語りかけをしてくれたような気がします。
今回制作の補助や数日にわたる南山城村への搬入を嫌な顔せずに手伝ってくれた姉夫婦と5歳の姪には頭があがりません。姪のはなは、生まれてから事あるごとにモチーフとして金魚と重ねて作品に登場させてきました、今回、一度家としての役割を終えた場の中で、ずっと日の目を見せる場がなくやっと展示することが出来た彼女の作品を見ながら、私にとってもだいじな希望だなぁ、と改めて思える機会にもなりました。 今回お声がけしていただいたgallery DEN mymオーナー手島さん、来て下さった皆様、気にして頂いた皆様、このような機会をいただき本当に有難うございました。

■西嶋 みゆき 展示作品


<OPENING EVENT>

ひっかいて描く石こうプリントのワークショップ

日   時 : 11月13日(日)
        13:00〜
会   場 : AIR南山城村“青い家”の前庭


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