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2019.07「They are in a fair, and I’m here.」 長友 紀子 個展

会   場 : Gallery Den mym 本館
会   期 : 2019年7月14日(日)-7月27日(土)  12:00〜17:00 初日のみ12:30〜
休廊日:水・木曜日
出展作家 : 長友 紀子




They are in a fair, and I’m here.

 今回の展覧会で使っている「fair」という単語は、「移動式遊園地」という意味です。 それも大きなものではなく、地方の町に年に一回くらいやってくる、 小さな観覧車やおもちゃのようなメリーゴーランドのある遊園地のことです。
 移動式遊園地はいつの間にかやってきて、 ふと、またどこかに行ってしまう不確かな存在でありながら、 乗り物の賑やかな飾りや人々の歓声や音楽や屋台の食べものなど、 様々な色や音やものが溢れ、心を浮き立たせるものでもあります。 そしてそこには、いつもあるわけではない不確かさからくる覚束なさと、 にぎやかな色や音に心が浮き立つ感覚があります。

 さて、物ごころがつく前の子どもを見ていると、 時々すべてのことを理解しているのではないかと思うくらい考え込んだり遠くを見るような表情をしていることがあります。 彼らは何を見ているんだろう。自分もかつてそうであったのに今はもう思い出せないそれは、 夢の中で思考に沈んでいるような覚束ないけれども心地のいい感覚です。 「fair」=「移動式遊園地」という単語は、そんな感覚の象徴として捉えました。

彼らは移動式遊園地の中にいて、私はここにいる。 そして、私は彼らを作品の中に描いています。


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2019.07 「石に名前を付けて 然るのち なまえをおとにかえす」 今井 大介 個展

会   場 : AIR南山城村“青い家”
会   期 : 2019年7月14日(日)-7月27日(土)  12:00〜17:00 初日のみ12:30〜
休廊日:水・木曜日
出展作家 : 今井 大介


石に名前を付けて 然るのち なまえをおとにかえす

夜明け前に目覚めて眠れず、散歩に出た。
霧が立つ沼のほとりから小川を遡り、まだ暗い田畑の畦を抜け、山との境を分かつ祠へさしかかる頃、白みはじめた大気に浮かぶ見慣れたはずの山々が、なにかわからないものに感じられた。薄明りゆえ、輪郭すら茫洋とした、青黒いなにか。色も形もわからないなにか。なにかわからないが、たしかにそこに、なにかがある。 気付けば風は凪ぎ、音も時も無い。まるで真空の中にいるようだ。変わらぬ風景を伸縮する時が、距離のように空間を、犬とともに鮮やかに、振動し、拡がり、音を出し続ける事だけが唯一、ひばりの軌跡や水の状態変化を、固着し、結晶し、無音に共鳴し、すでに位相がズレた世界の中で、石に名前をつけ、吾も苔も変わらぬ器として、石にほんとうの名前をつけ。
そのようにして、なにかわからないところから持ち帰った“特別な”その石は、帰宅する時分にはすでに明るくなったアトリエの隅で、無数の“特別な”石に紛れて見分けがつかなくなる。
そんなことを、ここ数年繰り返している。


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Event


<OPENING EVENT>

「drawing 14/07/2019」

日   時 : 7月14日(日) 14:00〜
会   場 : AIR南山城村“青い家”

村田峰紀さんによるライブパフォーマンスを行います。

プロフィール
村田 峰紀(MURATA Mineki)
1979年群馬県生まれ。多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業。原初的な身体所作で強いインパクトを与える
パフォーマンスやその結果として産み出されるドローイング、インスタレーション、映像等を発表している。
書く=意識、描く=結果、掻く=行為、欠く=潜在
個人の活動の他にOngoing collectiveに在籍し活動している。
【ホームページ】http://mineki-murata.com


■フード
  • harmony卯
    村で暮らす7人のおばちゃん「harmony 卯」がランチを担当します。 村の猟師さんが仕留めた鹿を使った「シカライス」と村野菜たっぷりの「やさいスープ」でおもてなし。
    お楽しみにお越しくださいませ。

    ※材料がなくなり次第終了いたいします。
    ※写真はイメージ写真です。)